贈り物 すこやか《院長の独り言》|おおはらクリニック

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贈り物 すこやか《院長の独り言》

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贈り物

病気と健康の境目 (21) 贈り物


若い頃と違って最近はどこかに覚え書きを残しておかないと、簡単な用事も忘れてしまいます。人間の能力は十代までの発達をピークに、以降は確実に衰える一方です。ボケが始まるのも当たり前でしょう。しかし判断力に関しては、長年の知識や経験がものを言う部分もあり、むしろ年長者が頼りになる場合もあります。そんな頼りになる高齢者は普段から頭も体も良く使っています。

沖縄県が全国一の長寿であったことは良く知られています。気候が良いとか、食べ物が良いとか、いろいろ原因が推測されました。しかし、学問的に関連が証明されたことは只一つ。それは高齢者だけの一人暮らし、二人暮らし世帯が多かった事です。生きてゆく為にしっかり頭を使い、体を動かす。この適度の脳と体の運動が長寿の秘訣だったのです。しかし沖縄のライフスタイルも変化し、現在長寿トップは女性だけで、男性はすでに下位に転落しています。

体を酷使するスポーツ選手や運動愛好家には短命な人が多いそうです。訓練は適度が良いのと同じで、頭の使いすぎも命をすり減らします。アンテナが鋭すぎると、人間関係に疲れ、インターネットで不要な情報に振り回されます。
無駄なことを削り落としてシンプルに生きる。少々ボケる位のスローライフで充分です。齢を取ったら不必要で煩わしい事をケロッと忘れる。これは神様からの贈り物かもしれません。でもその為には安心してボケを受け止めてもらえる世の中が必要です。一昔前の日本の社会には、そんな弱者を受け入れる包容力と思いやりが有ったように思います。今はどうでしょうか。行き過ぎた個人主義や、勝者だけが生き残る競争原理には限界を感じます。

さて、私たちは神様からの贈り物を上手に使いこなせるのでしょうか。

   おおはらクリニック 大原 元太

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